右から呼んでも吉雄の吉雄です。
最近栄養ドリンクがかかせない身体にすっかりなってしまいました。
悲しいけどこれが現実というものでしょう、歳には勝てないものです。
これは昨日会社から帰る前に経理UGの恵子からこんな事を言われた。
「今日何か空が気持ち悪いですね」
「雨の匂いがするのか?」
「違います、何か嵐の前の静けさというか…」
「そんなもん気にするものか、行くぞ。今日は俺が焼肉おごってやる。」
「本当ですか?嬉しいです」
「ふ、さっきまでの危機感は何処へやら」
「代表行きましょぉ☆」
「分かった、行くぞ」
「え〜こんな高いお店なのにいいんですか?」
「いいから、早くしろ」
「おっとっと、これはこれは久しぶりじゃないですか!」
どことなく記憶があるこの声…振り向くと
「安飯食べてた吉雄様が高級焼肉店とは、こりゃ傑作だ」
「こいつ誰ですか?」
「ああ、こいつがよく話ししてた吉田吉雄だぞ、みんな見ろ」
焼肉屋に緊張が走る
「え!こいつがあの!?」
「まだてめえらくだらねえ仕事してるんじゃねえだろうな?どうなんだコラ」
「くだらねえだと?てめえいじめるぞ?」
「所詮はカスはカス同士つるむ訳だ」
「てめえ、女の前で恥かかされたいらしいな!」
かつて正敏という悪質業者をグルグル回して爆発?させ病院送りにした事を恨んでるようで、
焼肉屋がバトルコロシアムになるのも時間の問題だった。
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「代表あの電話何だったんでしょう」
「さあな、身に覚えがないんだから分かる訳がないよ」
「そ、そうですよね…」
ここ最近色々な事が起きて会社の中が嫌な空気になっていた
「総合情報解決事務所狙われてるんじゃないか?」
「マジかよ俺仕事行きたくなくなってきたよ…」
「夜道が怖いのよ…待ち伏せされて何かあったりしたら嫌…」
「それはねえねえ、」
「コラ、会社に来て無駄口たたくな。お前らの仕事は日々色んな事で悩んでる人に力になってあげる事だ。それを忘れるな」
立ち上がり部下にそう言うと
「すいません、仕事します。」
「ぷるるる」
一本の電話が鳴った、被害相談の電話だと思っていたが
どうやら違うらしい
「代表、UGが電話に出ろと生意気に言ってますがいかがしましょうか?」
「何?」
生意気な態度って何でお前は電話一本で生意気だって分かったんだよ?お前エスパーか?何だ?
と心で思いつつ電話に出た
「悪質出会い系を潰そうの会代表吉田吉雄だ」
「おっす、UGだよ。さっさと電話に出ろよ」
「いえいえ、こっちも色々と忙しいのでお宅みたいな何者か分からない人間に時間は裂けないですよ」
ここでなめられては元も子もないので強気で言ってみました。
すると電話の先のUGが
「だてに情報UGで名前が売れていく訳だ、気に入ったぜ」
「それはどうも、で?どのようなご用件で?」
「今おたくで何か困ってる事ないか?気に入ったお礼に一つ力になってやるよ」
特別何をした記憶もないのだが気に入られたらしい。
かといって特別何かして欲しい事もないし
「別にこれといってない、情報解決関係の会社をしてるものでね。」
「おやおや、そいつは失礼。では吉田吉雄が一番今知りたい情報を教えてやろと思ったんだがどうする?」
「だから何もないと言って…」
そこで衝撃の言葉が、
「東さんの事知りたくないか?」
「何故その名前を知ってるんだ」
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「だから言ってるだろ、何?こっちが聞きたいぐらいなんだよ!」
「ガチャ!」
「また東主任宛の電話ですか?」
経理の恵子UGが俺にそう聞く
「ああ、東主任は何かしていったようだな。しかも失踪翌日からこれとは」
「もう帰ってないんでしょうか?」
「そんな事は分からん、あいつ携帯にも出ないし。何してるんだか。」
「ぷるるる」「はい、総合情報解決事務所の浅井です。」
受付けから電話が回された
「代表、お電話です。」
「相手は誰から?」
「株式会社虹裏プロ様からお電話です」
「何?繋げ!」
経理の恵子もびっくりした様子で俺の事を見ているのだがけして俺の事が好きな訳ではないので勘違いしてはいけない。
「はい、私が代表の吉田吉雄ですが」
「どうも始めまして、私株式会社虹裏プロの佐野と申しますどうぞ宜しくお願い致します」
「ええ、こちらこそ。でどのようなご用件で?」
「実はですね前回こちらへご連絡させていただいたのですが不在でした。で本日も不在という事でしたので代表の吉田吉雄様とお話しをしたいと思いましてご連絡しました。」
「それはご丁寧にありがとうございます、早速ですが私も日々の仕事がありまして時間はあまりないので要件を教えていただけますでしょうか?」
「そうですね、実はですね東主任がですね、この前我が社を徹底的に攻撃したんですよ。」
「攻撃?お宅の会社名は初めて聞く名前だが、」
「ですよね、社名は新しく致しましたので分からなくて当然ですよ。
○Xシステムという社名でした。前は」
「何?という事は悪質業者って事か?」
「ちょっとそんな急に態度を変えないで下さいよ、別に貴方に喧嘩を売るために電話した訳ではないんです。」
「だとすれば何故電話してきたんだ、てか何故ここの番号を知ってるんだ?」
そう聞くと元悪質業者佐野が言う
「私の会社が白旗あげて降参したときにですね東主任に突進してきた男がいたんですよ、凄い勢いで吹っ飛んでました。」
「その話しは初耳だが」
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